昨今の業界の現状


いま、整骨院や整体院の競争過多から生き残りにお悩みの先生方が増えていると聞きます。

よく耳にする話では施術料金の安値合戦とか、過剰なほぐしサービスで疲れ果てているとか。

しかし、生き残りに悩むって本来必要ないことなんです。

 

そんなことに労力を使うより、本来めざした技術の向上、

整体師、柔道整復師本来の仕事に安心して取り組んだ方がいいはず。

 

和伝整体塾では、整体・整骨本来の技を発揮できる方法を提案させていただきます。

 

昨今の柔整師を取り巻く環境は悪化の一途をたどっております。
将来的には柔整師の保険取り扱いはほぼ、無くなるだろうと言われています。

 

まさか、と思われるかもしれませんが、現実問題として予算がない!

 

日本経済は近い将来、絶対に改革を迫られる。

 

でもそれは当然のことで、日本の歳出入を考えてみれば誰もが分かることだ、と。

これが企業や、一般家庭ならもう破産している、と。

 

いま、官僚の方々は本気で歳出半減を考えておられるそうです。

つまり支出を半分にするということです。

それに代わる案は、消費税25%の実現(それで歳出の赤字分が賄える計算となります)。

 

どちらかを実施するのが将来の日本のために必須ということですが、

どちらもいまだ実行されてはいません。

 

なぜか。

 

国会で承認されないから。

なぜ承認されないかといえば、そんなことを言い出せば選挙で勝てないからです。

 

ですから、いずれ必要な措置であっても、機が熟し、国民の同意が得られるまでは実行できません。

そして、それまでにはさらに厳しい締め付けが実行されていくことになるでしょう。
なぜなら、現実的な締め付けを行わないと、改革実行の機運を盛り上げられない。

 

ですから、柔道整復師が保険に頼って生き残れる時代は完全に終わりを告げようとしています。

保険の取り扱いはさらに厳しさを増し、現実を理解されている先生方は、生き残りをかけて自費診療への切り替えをはかっています。

 

ただ、その方法は過剰サービス、ほぐし、鍼灸、美容などさまざまですが、

もはや本来の整体・整骨院の業務からは完全に離れてしまっています。

 

ひどいところだと、安売り合戦が展開されているとか。

 

「生き残るためなんだからしかたないだろう」

 

と思われるかもしれませんが、そんなことはないんじゃないでしょうか。

 

なぜなら、ある分野だけは施術者が足りていないからです。

 

それは「亜脱臼」と「筋肉の過緊張」への施術です。

 

すでに整骨院の業務は存在しないという現実

ご承知のとおり、柔道整復師の業務は脱臼、捻挫、打撲などの外傷に限られます。

 

その業務は40~50年前当時、整形外科がほとんどなかった頃には整骨院の業務でした。

若いかたはご存じないでしょうが、昔の整骨院はレントゲン検査もできたんです。

 

完全に整形外科の領域ですよね!

 

いまはその業務は整形外科医に完全に奪われています。

つまり、もう30年も前から整骨院の存在意義は薄れていく一方だったのです。

 

ですが、いまも、それから今後もおそらく整形外科医が参入してこれないであろうと思われる柔道整復師(整体師でも施術可能)の業務が一つだけ残されています。

 

それが亜脱臼、および筋肉の過緊張への施術です。

 

その分野への施術だけは、整形外科医が参入しにくい分野なのです。

 

それはなぜか。

 

正常なら3か月で治癒するはず!?

関節の痛みの話を少しだけさせていただきます。

 

関節の痛み、筋肉の痛みは通常3か月程度で自然治癒し、痛み自体は無くなるのが通常です。

 

だから、どんな激しい痛み(例えば椎間板ヘルニア)があっても、すぐ手術とはせず3か月は様子をみましょうという医師が多いのです。

そのくらい人本来がもっている自然治癒力は高いのです。

 

ただしそれは自然治癒力が正常に機能していた場合。

 

3か月を経過しても痛みがある場合、それは慢性疼痛と呼ばれ、通常の損傷とは違うなんらかの原因が続いているのです。

そして、その原因の多くは亜脱臼という微小な関節のズレによると言われています。

その亜脱臼にはほとんどのケースで筋肉の過緊張が関与しています。

 

また、その亜脱臼も痛みのある場所だけでなく、別な関節にもあってそれが関連しているケースもあります(ここ重要です!)

 

ですから、痛みはその関節だけを診ていても良くならない、とくに慢性疼痛に移行している場合は。

 

そして、この慢性疼痛に関しては整形外科での治療は「痛み止めとシップ、そして理学療法」というお決まりのコースしか用意されていません。

 

それは保険点数の事情や、亜脱臼自体はレントゲンにもMRIにも写らないといういくつかの理由があります。

またその整復にはある程度時間を取られるといった理由もあります。

 

ですから、整形外科医はこの分野には参入せず、理療に任せているのです。

 

当塾では、亜脱臼整復という分野だけは整体師、柔道整復師に残された最後の聖域であると考えます。

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代表者プロフィール

岡田たかひろ(岡田整体院 )

大阪府出身。中医推拿 中国整体を学び、整骨院勤務後、日本回復整体総合学院(旧アカデミー・ボディ・スクール)達人コースでリセット療法(回復法)を学ぶ。

さらに高度な技術を求めて「東洋医療技術研究会」に入会。

研鑽・努力が認められて、同研究会にて整体技法の指導員となる。

翌年、同会にて整体技法の指導員筆頭を務め、2008年春、
後進の指導にあたるため東洋医療技術研究会が設立した整体スクール「らくっと整体スクール」の代表に就任。整体技法の指導にあたる。

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